お見送り

辺りもすっかり真っ暗になった頃、ポートライナーに乗って一緒に空港まで向かいました。
空港に着くまでのライナーの中では、少しでも離れたくなくてずっと手を繋いでいて、途中からその車両内には自分達二人きりになれたこともあり、離れるのを惜しむようにずっと寄り添っていました。
暗くなってライトアップされた空港の明かりはとても綺麗でしたが少しでもこの時間が長く続くことを願う気持ちでいっぱいでした。
それも空しくライナーは目的の駅に着いてしまい、駅から直結している空港はもう目の前。
ターミナルに入ってから搭乗手続きをして、構内でお土産を見て。
朝は私よりも寂しがって泣いていた恋人さんは別れ際には私よりも気丈でした(後になって思うと気丈に振る舞ってただけかもしれませんが)
搭乗時間の間際まで一緒に過ごし、いよいよ別れの時間に。
荷物検査のゲートのところまで見送り、検査を受ける中で何度も私の方を振り返って手を振る姿にますます切なさが募りました。
見送り時は必死に我慢して抑えていた涙も一人になると一気に寂しさが押し寄せてきて堪えきれず、帰りの電車の中でとうとう泣いてしまいました。
聞けば向こうも飛行機に乗ったら一気に寂しくなって泣いてしまったとのことでした。